かれこれ40年程前に香港で購入した物です。ガラスの額に入れて一年ほど飾っていたこともありますが、その後十数回の引っ越しで、箱の中に忘れ去られていた物です。 ネットで調べましたらほぼ同じ柄の物がhandkerchief galleryというところで11万円の価格で売られていました（画像5）。比べてみますと中央部分が出品物より複雑な模様になっていますが（画像1と7を比較）、四隅にある鳳凰の図柄部分は出品物の方が細かく美しく刺繍されています（画像4と6を比較）。こういう違いは手作りであるからの結果だと思います。今は職人の数も減りここまで手の込んだ繊細な刺繍作品は余り期待できないようです。 今時購入されるかたはないだろうと思いつつ、伝統工芸品の一つをご紹介旁々引き続き保持していただければ幸いと思い出品させていただきました。